経世済民とは、これ如何に?
私達が日頃使っている「経済」の語源は、幕末期に海外洋行帰りの福沢諭吉が Economyを経済と翻訳したのが語源だそうです。
また、経済とは、「経世済民」からきた言葉とも言われています。
この「経世済民」とは、中国古典から発した言葉のようですが日本では特に、幕末期から明治維新にかけて多くの儒学者たちが使った言葉でもあります。
その意味するところは 「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと、そして、そのような政を行うこと」だそうです。要は「世のため人のため」でしょうか?
混乱する幕末期にあっては「尊王攘夷」と同様に時代を席巻したスローガンだったようですよ。
以上のように世の中を上手に治め、人々を苦しみから救うことを「経世済民」=経済だとしたならば、現在使われている「経済」の意味とは、だいぶ異なるようです。
百科辞典を調べると?
経済とは: 「人間が自分達の生活環境をよくするために行う活動でサービス・商品の生産・分配・消費などをすることによってお金を循環させることである。また、それらを通じて形成される人と人とのネットワークの総体を呼ぶ。」こう書かれていました。
だとしたら、私達は、守成クラブを通じてまさしくこの経済活動をしているのですよね。小さいと言えども間違いなく域内循環という名の経済活動をしています。そして、この活動が世のため、人のため、仲間のためになることでもあるのですよね。
『一人はみんなのために、みんなは一人のために』
思うに、このクラブの理念は「経世済民」に通じるものがありそうです。
そう! 経済は、自分だけがよければ!ではない。また、金儲けだけすればいいのでもない。
今日は、お固い「経世済民」のお話でした。(S)
投稿日:2014年8月28日
カテゴリー:事務局からのお知らせ