「白熱教室」と「会講」
先日、NHKのBSⅠで放映3時間の「サンデン白熱教室」という番組を視聴した。
この教室のことは、何度も耳にしてはいたこともあって・・・・・なるほど?なるほど?
今話題になることが納得できた3時間でもありました。
サンデンとは、ハーバード大学の先生のお名前です。
それは、教科書やテキスト資料など何もない中で、サンデン氏が、そこに起きた問題やその疑問を次々とぶつけていくのです。
それに答える参加者たち・・・やがて参加者同士の白熱討論になっていきます。
ここは、理論や知識を学ぶのではなく? 過去の事例を語るのでもない。更に言うなら先生から何かを学ぶことでもないのですよ。そこは、ひたすら彼ら自らの意見を述べていく3時間でありました。
また、誰の意見が正しいか? などの結論や答えを見つけることでもないようです。
サンデン氏は、各個人の意見を尊重しながら、自由に意見を述べる空気をつくりあげていました。
結果、差別なしで水平の白熱討論が生まれてくるのですよね。
それは、すべてにおいて『君は、どう思うか?』の繰り返しでもありました。
思えば、吉田松蔭の「松下村塾」によく似ているようです。
松下村塾の入塾の際には「君はどうするのか? 君はどう思うのか?」を必ず問われるのだそうです。そして、塾では、互いが互いの砥石になって研き合うこと常に某かの題材をもって集い「輪講しあって討論に挑む」ことだそうです。
これを松下村塾では「会講」と呼んでいたとか?
そう! サンデン白熱教室と松下村塾の会講は、何か同じ臭いがします。
どちらも、人の心に火をつけることが究極の目的のようです。
ここで、短い生涯の中で松蔭が残した言葉を紹介しましょう。
・『大器をつくるには、急ぐべからざること。』
・『学ぶとは人たるゆえを学ぶこと。』
ウ〜ンこれなんとなく?納得できますね。
自慢じゃないけど? 実は、当クラブにあっても吉田松蔭に負けない素晴らしき言葉があります。会員Yさんの発した言葉です。
・『熱意は人を動かす。』
末尾にあたり、ここでみなさんに問う? あなたは、なぜ入会したのですか? (S)
投稿日:2014年5月15日
カテゴリー:事務局からのお知らせ