多数の異意見?そこで、出す結論?
若い頃に羅臼岳に登山した時のことである。羅臼平という頂上直下の泊まり場で1泊したが一晩中雨、テントも寝袋もそして、すべての所持品もずぶ濡れになり眠れぬ一夜。あけて早朝の下山となったのだが?何と、外の羅臼平一体は濃い霧で一寸先も見えない・・・・・
見えない台地の中で道を見失い下山道が見つからない。あっちの道ウロウロ、戻ってこっちウロウロ! そして、4名が二手に分かれて道を探すも互いがはぐれ、且つ、濡れた重たいリックでスタミナを失うばかり・・・・・・
その時、山で遭難とは、こういうことなのか?が頭をよぎったものです。
リーダー不在のパーティーで各自が『この道のはずだ!』を主張しつつ右往左往したこの時の恐怖は、今でも忘れない。
『みんなの意見でブレないこと! 迷ったら動かないこと!』
この時、このことすらできなかった若き日のニガイ思い出です。
さて、ここで私が言いたいのは、みんなの意見を聞くことは、もしかしたら、迷いやブレを助長することなのかも?多人数の会議の迷いの原因もこのことなのでしょうね。そして、仮に民主主義に乗っ取り多数決で決めたとして??
それが本当に正しい答えを導きだすことになるかどうかでしょうね。
そう! 民主主義とは、誠にもって難しいものです。
昨今、世論調査結果でブレる政治家やアンケート調査で物事決める、その怖さを感じるのは私だけでしょうか? (S)
投稿日:2013年8月27日
カテゴリー:事務局からのお知らせ